幻の詩集、初の文庫化=蜂飼耳 (毎日新聞)

… かぶ 私はそれをことさら〓き立てるでもなく 押えつけるでもなく 湧くがままに流してゆく 『いのちの芽』(岩波文庫)が刊行された。幻の詩集の初の文庫化だ。昨年、東京都東村山市にある国立ハンセン病資料館で企画展「ハンセン病文学の新生面 『いのちの芽』の詩人たち」が開かれた際に復刊されたが、それは非売品だった。反響は大きかったが、入手困難だった。 そこから1年余りでこうして手に届くかたちになり、…

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